逆子のお灸


逆子について


一般的に逆子が問題となってくるのは妊娠8ヶ月(妊娠28週)以降です。

赤ちゃんは、頭を骨盤側にして羊水に浮いています。これを「頭位」といい、正常な位置とされています。

逆に、頭が上にある状態を「骨盤位」と呼びます。こちらがいわゆる「逆子」です。

実は赤ちゃんは、妊娠中期ごろまでは逆子の状態で羊水に浮かんでいることがよくあるのです。成長にしたがって頭が大きくなっていき、28週あたりで逆転して頭位に落ち着いていくわけです。

なかには逆子が治らないまま出産を迎える方も多く約5%くらいと言われます。

逆子に対する鍼灸治療


逆子のお灸は昔から有名で産婦人科で取り入れているところもあります。

最近では産婦人科医による逆子のお灸に関する論文もいくつかあり、逆子のお灸がさらに有名になっています。

逆子の妊婦130人に妊娠34週時点で灸をすえると、75.4%で逆子治ったと論文でも発表されています。それ以外にも足のツボを刺激すると、妊婦の子宮などで血の流れが良くなったという研究結果も出ています。

逆子の原因


冷え

お腹や背中が冷えている方、特に足の冷えが問題です。

赤ちゃんは暖かい方が安全と思うので、冷えがある方には向いてくれません。

また、お菓子類や生野菜、南国の果物、コーヒー、緑茶など体を冷やす食品もたくさんあるので注意しましょう。

ストレス

過労、飲酒、喫煙、精神的なストレスなどは、胎内環境を悪化させます。

またストレスにより熱は上へ上へと上ります。そして足は冷えます。

食生活

食事のバランスが悪いと胎内環境が悪くなります。他にも体を冷やす事にも繋がります。バランスよく、根菜類などを食べて体を温めましょう。

 

その他に子宮の奇形、骨盤内の腫瘍、臍帯の長さ、羊水の量などいろいろあります。

逆子と分かればすぐに始めよう


お灸で逆子を治すのは妊娠28週から妊娠32週までは高い効果を期待できます。

妊娠28週以降でしたら、早ければ早いほど効果は現れます。妊娠35週を過ぎると確立は50%まで下がると言われます。次の検診で確認してから・・・と悩まずご相談ください。

お灸をするのは足にある「三陰交」と「至陰」というツボです。

お灸と言っても米粒の半分ぐらいの大きさです。熱さは全然感じない人や心地いい人、熱いと言う人それぞれ違います。熱さの加減はできますので、ご安心ください。

その他に体調にあった施術を行っていきます。

どのくらい続けたらいい?


開始時期にもよりますが、多くても5回程度と思います。

開始が遅い場合は来院間隔をつめてもらう場合もあります。

 

ひとりで悩まずにまずはご相談ください。

専門の女性スタッフがお伺いします。

 

また、安産のお灸や妊娠に伴う腰痛など身体の不調もご相談ください。